中東・北アフリカ イスラム教行事「アシュラ」で衝突警戒

中東、北アフリカのイスラム諸国は22日?23日、「アシュラ」を迎える。イスラム教の預言者ムハンマドの孫、イマーム・フセインが殉教したことを悼むアシュラは、シーア派の最大行事といわれていますが、この時期はスンニ派との間で緊張が高まる時期でもあります。スンニ派の王室に対し、シーア派住民が圧倒的に多いバーレーンや、東部州で近年シーア派の活動が活発化しているサウジアラビアなどでは、宗派間の衝突が生じる恐れがあります。アシュラ期間中は、イスラム諸国の多くが祝日となり、政府機関や外交施設、ビジネスが休業となる見通しです。また、アシュラの行進が行われる際は、周囲の交通が混乱する可能性があります。文化、風習を尊重し、むやみに写真撮影などを行わないようにするようにしてください。政治や宗教に関する話題は避けるようにしてください。アシュラの間はシーア派モスクをはじめ宗教施設のほか、シーア派居住区には近づかないでください。

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