エジプト クロアチア人がカイロで拉致される

クロアチア外務省は24日、カイロ市内でクロアチア人男性が22日に武装集団に拉致されたことを明らかにしました。一部情報によると、男性はフランスの石油企業に勤務していたといわれています。これまでのところ犯行声明は出ていません。カイロでは最近、治安部隊を狙った爆弾テロが発生していますが、外国人を狙った誘拐事件などはこれまでめったに起きていません。エジプトでは、カイロやアレクサンドリアなど大都市における外国人を狙った誘拐事件は珍しく、犯罪組織が身代金目的で裕福なエジプト人を狙う事件が大半でした。ただし、2012年から2013年にかけてはシナイ半島南部のリゾート地、シャルムエルシェイクで、ベドウィン族が外国人観光客を誘拐する事件が複数発生しました。これらの事件では、身代金の支払い後に人質は解放されています。また、外国人が被害に遭った例として、2014年8月にリビアとの国境付近で石油会社に勤める米国人が殺害された事件があります。この事件では、イスラム教スンニ派武装組織「イスラム国(IS)」とつながりのある過激派「イスラム国シナイ州(Wilayat al-Sinai)」が犯行声明を出しました。


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